ロマンチックな曲

                                      所感(by倫)
麗韻                  箏2
雨の様々な描写が甘くせつないです。ぴっちぴっち、ちゃっぷちゃっぷ、らんらんらんがうれしい。



春を呼ぶ二つのソネット      箏2
さみしげなメロディなのに、やさしい気持ちになれます。油断していると後半は速くなるので注意を。



海のアラベスク            17絃、尺八
尺八の切ないメロディは海を隔てた人との哀惜の情を謳うようです。変拍子を刻む17絃が内面の不安を描写しているかのようです。



EMOTION〜ときめき〜      箏2、17絃
ノリのいいテンポの曲が感情の高まりと共に高揚していきます。ずいぶん頑張ったのに5分しか経ってない・・・。



マリーン・ラブ             箏独奏、尺八ありも可
時を刻むかのような打爪をバックに、どこか切ないメロディが何かをうったえてくる感じ。ほとばしる愛があふれてくるように・・・。尺八入りのイントロは蛇が出て来そう。


北斗幻想               箏4、17絃、三絃、尺八2
「雪原」は本当に、空から雪が舞ってくる感じ、どんどん積もってきて冬の北海道の厳しさを想像させます。「光の祭典」はお祭りムード。リボンをつけた鈴を振りたくなります。モスラが出て来そうなメロディです。


浪漫舞流               箏2、17絃、尺八
イントロはこらえた想いがどんどん、高まってくる感じがします。続いて、あしたのジョー、仮面舞踏会を彷彿させるメロディを経て、華やかなフィナーレへ。



暮色ポエム              17絃、尺八
これも尺八が甘くせつなく、時には激しくメロディ奏でているのに、ひたすら伴奏弾かせていただきます的でムカッ(栗さん的発想)。しかも、狂った調絃直せない。


PASSIONT             箏2、17絃、尺八
刑事もので捜査してるシーンに流れそうな曲調。これだけぶんちゃっ、ぶんちゃっしているのに、突如「さくらさくら」がのってきて妙にほっとします。



PASSIONU             箏2、17絃、尺八
ボサノヴァ調だけれど、もの悲しい曲調は、あとから溢れ出る「荒城の月」を違和感なく受け入れ、まろやかに演出しているようです。



氷の炎                 箏2、17絃、尺八
オホーツクの流氷をイメージした作品。ぜひ本人の解説を聴いてイメージして頂きたい曲。流氷が陽光をあびて光る部分と、流氷が昇華する部分は見事です。



紅の魔方陣              箏2、17絃、尺八
田舎の朝の風景からのどかに始まり、情景描写が生きています。火童子(ひわらし)という妖精?が火をおこして陶器を焼くのですが、なんとも可愛らしいイメージがわいてきます。「魔法」の陣でなく魔の「方陣」、漢字間違いに気をつけましょう。

北国絶唱                箏2  十七絃  尺八
厳しい北国で、静かに冬が近づいてきたと思ったら、地吹雪までする極寒に至る描写なのですが、水野としては最初の掛け合いが「こぺちゃん・・・」「こぺちゃん
・・・」「こぺちゃん・・・」「こぺちゃん・・・」と、ひたすら愛猫の名前を謳っているのだとか・・・。よくわからにゃいです。

センセーション              箏2  十七絃
待ってましたっ!!。1970年代の香りがするこの曲。「太陽にほえろ」を彷彿とします。16分音符は16分音符。決して、3連符のように弾いてはいけません。スクイ爪があか抜けて聴こえる曲です。G.P.あとがまた、攻撃的で、こりゃあ一気に行くしかない!。

ゆーもれすく               箏  十七絃  尺八
おどけた感じで始まりますが、終始ロマンスを感じさせる甘いメロディです。思い出せそうで思い出せないデジャブーでイラっとくるような部分もあります。後半はノリよく、尺八のメロディとの絡みも心地よいです。