新曲紹介

蒼のワルツ                箏2  十七絃  尺八
2022年 10月 作曲      池田尚美  委嘱

透き通るような青い空。鳥が飛び交い、吹く風も爽やかだ。
日が暮れると天空は深い藍色に変わっていく。
群青の空一面に無敵の星が煌びやかに輝く。
美しい蒼穹に想いを馳せながら音を紡いでいく。

千年花                   箏2  十七絃  (三絃)  尺八
2022年 3月 作曲      日本伝統音楽を守る会
                   T・S・S(Traditional Sound Society)  委嘱

百年後、千年後も色鮮やかに咲き誇る花々をイメージして書き上げました。
いつまでも豊かな自然が続くこと、そして平和な世界であることに願いを込めて。
この作品は、箏・十七絃・尺八の四重奏として、また三絃を加えた五重奏としても演奏できます。
 

スピカ                    箏2  尺八
2022年 1月 作曲      中川治美  委嘱

スピカはおとめ座の恒星で、春の夜に青白く輝きます。
スピカとはラテン語で「小麦の穂」の意で、正義の女神アストライアが左手に持つ
小麦の穂の位置にあります。その姿の美しさから「真珠星」と呼ばれています。
夜空を彩る星座が紡ぐ壮大な物語を想像し、箏の音で奏でてみました。
(箏のみの二重奏でも演奏できます)

夏のプロローグ              同音二箏  十七絃
2021年 6月 作曲      岩本恵美子  委嘱

晴れた初夏の昼下がり、風が爽やかに吹き渡る。
木々の青葉が揺れ、狭間から差し込む日の光が目に眩しい。
過ぎし夏に思いを馳せれば、山や海のみずみずしい風景が鮮やかに蘇る。  

ノスタルジア                箏2  十七絃  尺八
2021年 2月 作曲      若林みち子  委嘱

郷愁の想いを和楽器の哀愁込めたメロディーで奏でてみました。
故郷の自然や街並み。懐かしい風景や人々を思い浮かべながら書き上げました。

道しるべ                  箏2  十七絃  三絃  尺八
2020年 10月 作曲      道廣美智恵  委嘱

人生の歩みは、長い旅路に例えられます。
様々な出来事を経験し、感情を揺さぶられるでしょう。
不安、期待、逡巡、歓喜、悲嘆、希望、‥‥‥‥。
新しい人との出会いが人生の道しるべになるように、音楽への感動が未来への新しい道しるべになれたら、どんなに素晴らしいでしょう。   

薫風                    箏2  十七絃  尺八
2020年 4月 作曲      上野彌生(箏の会薫風代表)  委嘱

「薫風」とは、初夏の新緑や若葉の間を吹き渡る薫り高い爽やかな風のことです。
この曲は、自然の美しさと豊かさへの感謝と、風が誘(いざな)う未来への希望を表現しています。

水鏡                    箏2  十七絃  尺八
2020年 3月 作曲      小山田悦子  委嘱

秋は、水面に映える紅葉の美しさに感嘆し、
過ぎし初夏の新緑を思い出す。
冬は、古寺の池に雪がしんしんと降り、
春には、桜花が水面に舞い散る。
四季折々の日本の風景を情緒豊かに表現してみました。

トゥモロウ                  箏  十七絃  尺八
2019年 10月 作曲      南智恵子  委嘱

この曲は、今を懸命に生きている人の応援歌として書き上げました。
雄大な大自然と比べれば、人間は小さく儚い存在ですが、明日を夢見て、今日この日を真摯に過ごしている人の姿は、いじらしくも美しいものです。  

和桜                     箏2  十七絃  尺八
2019年 6月 作曲      深町和恵  委嘱

『和桜』の『和』は、日本人の心を表しています。
また、『令和』の『和』の意味も含んでいます。
新しい時代を迎え、新しい日本の情感や美意識を表現したいと思い書き上げた作品です。 

ことうた〜東北の歌〜          同音二箏  尺八
2019年 3月 作曲      灘本千帆子  委嘱

この作品は、東北地方に伝わる民謡、あるいは東北にゆかりの深い曲を4曲メドレーで綴りました。
すべてよく知られる名作ですので楽しんでいただけると思います。
震災への鎮魂を込めて。

絆                      箏2  十七絃  (三絃)  尺八
2018年 12月 作曲      邦楽集団 秋桜  委嘱  (代表 植木高子)

人と人との出会い、縁は一期一会、不思議なものです。
長い月日を経て、より深まる絆。これからも続く絆。
そんな想いをいだきながら書き上げました。
本来は、箏・17絃・尺八の四重奏曲ですが、三絃を加えても結構です。

咲くや姫                  箏2  十七絃  三絃
2018年 8月 作曲      関口京子  委嘱

コノハナサクヤヒメは日本神話に登場する女神で、一般的には『木花咲耶姫』と書きます。
サクヤヒメのイメージから、神話の世界に空想を膨らませて、架空の物語を和楽器で綴ってみました。
全体を通して、自然の美しさや力強さに対する感嘆や感謝をメッセージとして織り込んでいます。

ことうた〜北の大地〜         同音二箏  尺八
2018年 3月 作曲      灘本千帆子  委嘱

『ことうた〜北の大地〜』は北海道になじみが深い曲を選んで編曲されています。
『知床旅情』『北海盆唄』『大空と大地の中で』『ソーラン節』の4曲です。
北海道の雄大な自然 ‥‥、海、空、大地を感じながら演奏して下さい。

こと絵巻〜ソーラン節〜        同音二箏  十七絃  尺八
2018年 1月 編曲

北海道の民謡、『ソーラン節』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。                                    (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

月夜祭                   箏  十七絃  三絃  尺八
2017年 12月 作曲      小田原幸江  委嘱

郷愁をさそうシンプルなテーマがモチーフになっています。
夜祭りの静寂さや、うって変わった賑やかさ、月夜の下での和風な営み、祭り囃子の華やかさ、誰もが、アイデンティティーを感じる日本の心を表現したいと思いました。

あすなろ                   箏2
2017年 9月 作曲      関口京子  委嘱

明日に向かって生きる人の応援歌として書き上げました。
曲は、幼年期の甘い思い出から始まり、様々な過去の出来事を回想し、
最後は、未来への期待のワクワク感を表現しています。

サンライズアゲイン            箏  十七絃  尺八
 2017年 2月 作曲      灘本千帆子  委嘱

人間の営みが様々に変化していっても太陽は再び昇る。
地平線から昇りゆく美しい日の出を目のあたりにすると自然の神秘さ、雄大さに心を打たれる。
大海を茜色に染めて煌く朝日をイメージして書き上げました。

京都の恋                  箏2  十七絃
2017年 1月 野村倫子編曲      前谷雅貴  委嘱

この曲、「京都の恋」は、ザ・ベンチャーズが1970年2月に日本で発表したシングル曲で、同年5月に渚ゆう子がカバーし、シングル曲として発売。
オリコンのシングルチャートで8週連続1位を獲得。渚ゆう子自身初の85万枚を超える最大のヒット曲となった曲です。

ポップスメドレー集           箏独奏
2016年 12月 野村倫子編曲

この曲「ポップスメドレー集」は、『島唄』『千の風になって』『夜空ノムコウ』『いつも何度でも』『涙そうそう』『ありがとう』『花は咲く』の7曲を箏独奏でのメドレー曲としてアレンジした作品です。

黒田節・21                箏2  十七絃  尺八
2016年 11月 編曲      水野箏曲学院福岡スタジオ  委嘱

「ふるさと・21」に続く、21シリーズ第5作目が「黒田節・21」になります。
福岡スタジオの委嘱により書かれたものですが、九州だけでなく、全国に広くこの名作が演奏され歌われることを願ってやみません。

ありがとう                 箏2  十七絃
2016年 10月 野村倫子編曲

いきものがかりの楽曲、「ありがとう」を 筝2、十七絃 の編成で編曲しました。

この曲「ありがとう」は、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、主題歌起用に関しては『ゲゲゲの女房』のチーフ・プロデューサーがいきものがかりのファンであったことから、企画の段階でいきものがかりの楽曲を主題歌として起用する意向によるものらしいです。

幻想の森                 箏2  十七絃  尺八
2016年 7月 作曲      植田貴美子  委嘱

北欧の森の自然の織りなす神秘的な美しさをイメージして書き上げました。
森の持つ不思議なモチーフは、おとぎ話やアニメの世界にもしばしば登場します。
幻想的な森の中に身を委(ゆだ)ね、架空の物語を音で綴(つづ)ってみました。
   

365日の紙飛行機           箏2  十七絃
2016年 6月 野村倫子編曲

AKB48の楽曲、「365日の紙飛行機」を 筝2、十七絃 の編成で編曲しました。

この曲「365日の紙飛行機」は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌として制作された楽曲です。

ふるさと・21               箏2  十七絃  尺八
2016年 3月 編曲      山田一邦  委嘱

「ふるさと・21」は21シリーズの4作目になります。
21シリーズは、大合奏で演奏効果が上がることを意図して編曲されています。
故郷の山河や海に思いを馳せ、いつまでも豊かで美しい自然が残っていくことを願って、心を込めて書き上げました。

ことうた〜火の国〜           同音二箏  尺八
2016年 2月 編曲      吉野ヤス子  委嘱

『ことうた〜火の国〜』は、熊本にゆかりの深い曲を4曲メドレーでアレンジした作品です。
『阿蘇の恋唄』『田原坂』『おてもやん』『五木の子守唄』 
西国の『火の国』に思いを馳せて演奏して下さい。 

こと絵巻〜早春賦〜           同音二箏  十七絃  尺八
2016年 1月 編曲

唱歌『早春賦』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

こと絵巻〜ふじの山〜          同音二箏  十七絃  尺八
2015年 11月 編曲

唱歌『ふじの山』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

夏霖                   箏  三絃  尺八
2015年 8月 作曲     植田貴美子  委嘱

「夏霖」とは、夏に降る雨のことを言います。
この曲は、夏の日の通り雨に濡れそぼる街並の風景を描いた作品です。
現代的な三曲合奏というイメージで表現されています。 

夢紡ぎ歌                 箏2  十七絃  尺八
2015年 4月 作曲      古賀曜子  委嘱

文化の伝承とは、技術や知恵を伝えることはもちろん、未来へ夢見る心を育むことが大きいのではないでしょうか
古(いにしえ)よりの伝統、家族や民族の絆、そういったものに思いを馳せて、心に響く作品を書いてみようと思いました。

パッヘルベルのカノン          箏3  十七絃  尺八2
2015年 1月 編曲

この作品は、ドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルが、バロック時代中頃(1680年頃)に作曲したカノン様式の曲です。
パッヘルベルの作品の中で最も有名なこの曲は、「パッヘルベルのカノン」という名前で広く親しまれています。
この作品を箏の四重奏で編曲してみましたが、これに加え尺八も二部編曲しております。
一緒に合奏しても楽しいと思います。

星合の夜に                箏2  十七絃  尺八
2014年 10月 作曲     赤堀昭子  委嘱

「星合(ほしあい)」とは、陰暦七月七日の夜に、彦星と織姫の二星が相会うことをいいます。
年に一度、天の川が煌めく天空を舞台にした壮大でロマンチックなストーリーに想いを馳せて書き上げました。

春待ち人                 箏  十七絃  尺八
2014年 6月 作曲      住吉夛加子  委嘱

「春」は、特に日本人にとって特別な感情を持つ季節です。
寒い冬を越え、雪の中に佇むスプリングエフェラメル(春の妖精)の可憐な蕾を見つけて心を踊らせ、華やかな桜吹雪に感動する。
春を待ちわびる心持ちを和楽器の美しい音色で表現してみました。

空と海のあいだ             十七絃  尺八
2014年 3月 作曲      藤田涼葉  委嘱

眼前に広がる瑠璃色の海、見上げれば透き通るような空色、
銀砂の浜辺で、一人、自然の稀有な美しさに深い感動を覚え、その想いを尺八と
17絃の二重奏に託してみました。

風の旅人                 箏2  十七絃  尺八
2014年 3月 作曲      高野智都子  委嘱

「小諸なる古城のほとり、雲白く遊子悲しむ」とは、有名な島崎藤村の「千曲川旅情の歌」の一節になります。「遊子」とは、旅人のことを言います。
人は誰もが、見知らぬ地への憧憬を持っています。
この作品は、爽やかな風に誘われて異郷を旅する旅人をイメージして書き上げました。

白い翼                   箏2  十七絃  尺八
2013年 10月 作曲      伊藤イチ  委嘱

この作品は、日本武尊(ヤマトタケル)の勇壮で神秘的な伝説をイメージして作られています。
日本武尊は、日本を代表する美しく力強い英雄でありますが、その反面、悲劇的な人生を送ります。
父親である景行天皇に疎んじられた故に、孤独な戦いを強いられます。
様々な苛酷な闘い、そして悲恋の末、短い生涯を終え、魂霊は、美しい一羽の白鳥と姿を変え、大空へと羽ばたいて行ったと言われています。

巡る星座                 箏  十七絃
2014年 1月 作曲      若林みち子  委嘱

夜の帳、
爽やかな草原の夕暮れ、残照も消え、いつしか夕闇に包まれる。空には星が輝き始める。

輝く星々、
気が付くと、天空は満天の星に覆われ、宝石のように輝いている。

星下の安らぎ、
そよ風が頬を撫で、星々に優しく包まれる。癒しの一時。

巡る星座、
星下の一刻は永遠の時の流れを感じさせる。美しい星座は時を越えて巡る。

雨のち晴レルヤ             箏2  十七絃
2014年 3月 野村倫子編曲

ゆずが歌う「雨のち晴レルヤ」を 筝2、十七絃 の編成で編曲しました。

「雨のち晴レルヤ」はNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』の主題歌であり、このドラマの舞台となる大正から昭和という激動の時代、そのときに流れていた音楽の世界観をすごく大切にして作られた曲だそうです。また、誰もが知っているドボルザーク作曲 「交響曲第9番 新世界より」を入れることで、何処となく懐かしい雰囲気を醸し出し、このドラマの世界観を表現されているようです。
  

こと絵巻〜花は咲く〜          同音二箏  十七絃  尺八
2014年 2月 編曲

NHK「明日へ」東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

夏月                     箏2  十七絃  尺八
2013年 6月 作曲       水野筝曲学院 札幌スタジオ  委嘱

初夏の煌々と輝く満月の夜にインスピレーションを得て書き上げた作品です。
頬を撫でる爽やかなそよ風、青々とした木々の薫り、煌めく星々…
初夏を迎えた自然の清々しい美しさを和楽器の豊かな響きで表現してみました。

こと絵巻〜宵待草〜           箏2  十七絃  尺八
2013年 4月 編曲

唱歌『宵待草』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

花は咲く                 箏2  十七絃
2013年 4月 野村倫子編曲

NHK「明日へ」東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』 を 筝2、十七絃 の編成で編曲しました。
この曲は、東日本大震災の被災地および被災者の物心両面の復興を応援するために制作されたチャリティーソングで、NHKが行っている「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングとして使用されています。

音霊                     箏2  十七絃  三絃  尺八
2013年 2月 作曲       パンプキンズ  委嘱

紺碧の空の下、深遠なる森の中から優しい調べが流れてくる。
その美しい響きは、琴線に触れ、深い感動を与えてくれる。
秀麗な音楽には魂を震わせる「音霊」が宿っているのでしょう。

乾坤歌                   箏2  十七絃  尺八
2012年 10月 作曲      長谷川桂子  委嘱

『乾坤(けんこん)』とは天地、すなわち大いなる自然のことを言います。
美しく豊かな自然を願い、そして、その恵みを受けて生きるすべての生命への讃歌として、『乾坤歌』と名付けました。

こと絵巻〜旅愁〜            同音二箏  十七絃  尺八
2012年 8月 編曲

唱歌『旅愁』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

青い桜〜ハカランダの舞〜      箏2  十七絃  尺八
2012年 5月 作曲      鈴木多恵子  委嘱

南米のブエノスアイレスでは、 11月上旬の春か初夏にかけてハカランダの花が満開になります。街並が薄紫色にグラデーションされ、まさに『青い桜』と呼べるでしょう。ハカランダの花の精が舞い踊るイメージを、タンゴのリズムで表現してみました。

熱情の裏側               箏  十七絃  尺八
2012年 2月 作曲      宮島初枝  委嘱

迸る熱情の奥に潜む静かな情感。人間の感情は深く、豊かで、不思議だ。
激しさの中にある繊細な情緒を和楽器の艶やかな音色で表現してみたかった。   

こと絵巻〜浜千鳥〜           同音二箏  十七絃  尺八
2012年 2月 編曲

唱歌『浜千鳥』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

こと絵巻〜お江戸日本橋〜      同音二箏 十七絃 三絃 尺八
2011年 10月 編曲

民謡『お江戸日本橋』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

蒼天のペガサス             箏2  十七絃  尺八
2011年 8月 作曲      グループ百音  委嘱

優美なるものを求める想いを天翔るペガサスの流麗な姿に託し、和楽器の豊かな音色で表現してみました。透き通るようなスカイブルーの空から、星座煌めく天空まで、ペガサスは時空を超え、飛翔する。その純白の姿は、気高く、美しく、その翼は、風を切り、力強く羽ばたいている。

こと絵巻〜紅葉 (もみじ)〜       同音二箏  十七絃  尺八
2011年 8月 編曲

唱歌『紅葉 (もみじ)』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

こと絵巻〜花〜             同音二箏  十七絃  尺八
2011年 5月 編曲

唱歌『』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

ゆーもれすく               箏  十七絃  尺八
2011年 3月 作曲      菊池真澄  委嘱

『ユーモレスク』とは、自由な発想のウィットに富んだ楽曲のことを言います。
ドヴォルザークの『8つのユーモレスク』がとくに有名ですが、この作品は和楽器で奏でる楽しいアンサンブル曲ということで『ゆーもれすく』と名付けました。

ことうた〜追憶〜            同音二箏  尺八
2010年 7月 編曲

『ことうた』シリ−ズも12作目になりました。今回は、子供のころの思い出を喚起するような名作を4曲メドレ−にしてみました。『この道』『夏の日の思い出』『浜千鳥』そして『雪の降る町を』と続いていきます。叙情的に、やさしく、ときに激しく、感情を込めて演奏して頂ければ、楽しいと思います。

センセーション              箏2  十七絃
2010年 5月 作曲      伊藤イチ  委嘱

Sensation』とは、『感動』『興奮』という意味で使いました。
一度聞いたら忘れられないような、インパクトのある曲想を求めて一気に書き上げました。
力強く、若々しく、すっきりした表現力が要求されます。  

赤光の輪舞                箏2  十七絃  尺八
2010年 3月 作曲      赤澤康子  高橋典子  山本由利雅   委嘱

小高い丘が、西日を浴びて橙色に染まっている。遠くの山々も、夕日が稜線を照らし茜色に輝いている。いつものように夕暮れの中、人々が集い、踊り、歌っている。昼から夜に変わっていくこの一瞬の神秘的な美しさを、つややかな和楽器の音色で奏でてみました。

炎のソナチネ               箏2  十七絃  尺八
2010年 1月 作曲      玉木信子  委嘱

初期の作品に『炎』という曲があるのですが、この曲は、焔が燃え上がる原初的なイメージをダイナミックに表現したものです。『炎のソナチネ』も同じ火をテーマにしていますが、この作品では、炎から感じられる深遠で神秘的な形象をより詩的な感性で音にしてみようと思いました。心の奥からほとばしる霊感を、一つ一つの音に託してみました。

こと絵巻〜浜辺の歌〜         同音二箏  十七絃  尺八
2010年 1月 編曲

唱歌『浜辺の歌』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

燐光                    箏2
2009年 11月 作曲      高野智都子  委嘱

『燐光』とは、黄燐が空気中で発する青白色の光や金剛石・方解石・蛍石などが光に当たった後の残光のことを言います。鉱物が発するこのような神秘的な光のイメージを箏の青色と重ね合わせてみました。桜花や花火と同様に短い刻の間に消えていくからこそ無上の美を感じ、その一瞬の煌きの中に、不変の感動が宿っているのでないでしょうか。

こと絵巻〜竹田の子守唄〜      同音二箏 十七絃 三絃 尺八
2009年 8月 編曲

唱歌『竹田の子守唄』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

クリスタルムーン             箏独奏
2009年 6月 作曲      磯部美詠子  委嘱

遠い異郷の神秘の森。そよぐ風が月光を浴びて黄金色になった木の葉や草を揺らしている。空気も淡く輝いているようだ。森の奥深くに美しい湖が翡翠色の水を満たしている。湖面に映える月影は水晶のように光っている。思わず魂までが吸い込まれてしまいそうだ。この幻想的な情景を箏の持つピュアな響きで表現してみたかった。

こと絵巻〜花嫁人形〜         同音二箏 十七絃 三絃 尺八
2009年 4月 編曲

唱歌『花嫁人形』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

ことうた〜長崎の唄〜         同音二箏  尺八
2009年 1月 編曲      黒川公子  委嘱

『ことうた』シリーズ11作品目は長崎ゆかりの歌でまとめてみました。
『島原の子守唄』から始まり、映画で有名になりました『長崎ぶらぶら節』、佐世保で生まれた『美しき天然』、そして最後は『長崎の鐘』で長崎の心を歌い上げます。
どの曲も、日本人の心情に深く訴える名作ですので、気持ちを込めて演奏していただければ嬉しい限りです。

こと絵巻〜こきりこ節〜        同音二箏  十七絃  三絃  尺八
2008年 11月 編曲

民謡『こきりこ節』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

蕾(つぼみ)               箏2  十七絃
2008年 10月 野村倫子編曲

コブクロが歌う「蕾」を 筝2、十七絃 の編成で編曲しました。
この曲を作詞、作曲されたコブクロの小渕健太郎さんは、18歳の時に実のお母さんを亡くされています。
この「蕾」という曲は、亡き、お母さんの事を思い書き上げられた曲だそうです。

ことうた〜わらべ唄〜 三絃譜    三絃
2008年 8月 手付

1996年8月編曲の『ことうた〜わらべ唄〜』に、三絃のパートを書き加えました。

三絃を加えた全パートでの演奏を楽しんで下さい。

ことうた〜日本の歌〜 三絃譜    三絃
2008年 7月 手付

1996年1月編曲の『ことうた〜日本の歌〜』に、三絃のパートを書き加えました。

三絃を加えた全パートでの演奏を楽しんで下さい。

ことうた〜民謡〜 三絃譜       三絃
2008年 7月 手付

1999年9月編曲の『ことうた〜民謡〜』に、三絃のパートを書き加えました。

三絃を加えた全パートでの演奏を楽しんで下さい。

北国絶唱                 箏2  十七絃  尺八
2008年 6月 作曲      東北正絃社  委嘱

雪に閉ざされた北国の冬の夜。
しんしんと雪は降り積もり、遠く夜汽車の汽笛だけがしじまに響いている。
その音も止み、かすかな風音がより濃密な静寂へと導いていく。
永遠に降り続くようにはらはらと舞う雪を見ていると、いつしか深い情感にとらわれていく。
そして、それは雪解けの季節への強いあこがれを呼び起こす。
桜花が咲き乱れ、鳥が囀り、滝が水しぶきを上げる。
湖畔に映える月影、薫風に木々はそよぎ、空は満天の星。
雪国で春を待つ人々の限りない想いを和楽器に託してみたい。

風の魔術師                箏2  十七絃  三絃
2008年 1月 作曲      邦楽アンサンブル 彩音  委嘱

風の様々な変容を、魔術師に喩えて、箏・三絃・17絃の四重奏で表現してみました。
爽やかな初春のそよ風、夏を呼ぶつむじ風、稔りを祝う秋風、うねる木枯らし、そして薫風に想いを乗せて歌って下さい。 

こと絵巻〜里の秋〜           同音二箏  十七絃  尺八
2007年 12月 編曲

唱歌『里の秋』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

尺八三重奏曲 『』          尺八三重奏
2007年 11月 作曲

この作品は三本の尺八のために書かれたものです。尺八はすべて八寸管を使用し、三管が同等に、絡み、反発し、同調しながら進行することから、「巴」と命名しました。
尺八は奏者によって、音色感、フレージング、オーナメントなど個別差が大きな楽器です。この許容力が大きく、深みを持つ楽器の特性を生かせるように苦心しました。ハーモニーの美しさだけではなく、それぞれのパートの個性が際立つような演奏を目指していただければ嬉しい限りです。

こと絵巻〜荒城の月〜         同音二箏 十七絃 三絃 尺八
2007年 8月 編曲

唱歌『荒城の月』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

こと絵巻〜おぼろ月夜〜        同音二箏  十七絃  尺八
2007年 8月 編曲

唱歌『おぼろ月夜』 を筝の基本である様々な手法を取り入れ編曲しました。
                                      (手法解説付き
一筝は、やさしく書かれているため、筝の入門書として、お使いください。
尺八パート部は、リコーダー等でも演奏できる様、琴譜末部に5線譜スコアを付けています。

春の海・21                箏2  十七絃  尺八
2007年 7月 作曲

『さくら・21』『荒城の月・21』『六段変化』に続く、大合奏編曲シリーズの第四作になります。
今回は、『春の海』に流れている現代性と、日本的情感の美しさを大合奏の中で、いかに際だたせ表現するのかということをテーマに曲作りをしてみました。
全体の構成としては、原作に添って進行していきますが、部分部分に、大胆なアレンジを試み、それによって、原曲の持つシンプルな美しさを引き立てることを意図しました。
和楽器を代表するこの名作の音楽性が、より広く多彩なイメージで伝えることができれば、すばらしいと思います。

夢の迷宮                 箏2  十七絃  尺八
2007年 3月 作曲      篠原美津寿 委嘱

異境の土地を旅すると、思わぬ昔ばなしや伝説が隠されていることに、驚くことが多い。
滑稽な民話の中には、人々の喜びや悲哀が満ちている。
古人の生活に思いを馳せながら、旅していると、しばしば、不思議な迷宮に迷い込んだような気持ちにさせられる。
空想の中に身をゆだね、私は、古人の魂と語り合っているのだ。

雪乱舞                  三絃独奏
1992年 8月 作曲

和楽器の中で、三絃ほど、種目・流派の多い弦楽器は珍しい。
というのは、この楽器ほど、演じる者によって、ニュアンスの異なるものは少なく、
演者は、自分に合う楽器・手法・表現等を個々に追求してきたのであろう。
三絃独奏曲『雪乱舞』には、そうした三絃の持つ多様性が織り込まれている。
長唄的な切れのいい「序」から始まり、文楽の舞台を思わせる「くどき」の部分が続く。
中間部では、地歌のはずむ軽快な表現から、津軽三味線を思わせる激しいコーダへと盛り上がっていく。
こうした物まね的な音楽表現を使って、一種の虚構の世界を作ってみたつもりである。
ここに展開されるのは、美しい雪景色の自然描写というよりも、芝居小屋の舞台で舞い散る紙吹雪のような、書き割り的な雪景色である。表面は華やかであるが、その陰に、一種のぎこちなさ、わざとらしさが見え隠れする。そういった重層的なニュアンス、そしてディフォルメされた中に見られるリアリティ、また、そこにただよう哀感を感じていただければ嬉しい。

千の風になって             箏2  十七絃
2007年 3月 野村倫子編曲

テノール歌手の秋川雅史さんが歌う「千の風になって」を 筝2、十七絃 の編成で編曲しました。

アメリカ発祥とされる詩、『千の風になって(Do not stand at my grave and weep)』に、小説家の新井満が日本語での訳詩を付け、自ら作曲を務めたことにより生まれた曲。原作者はメアリー・フライ(Mary Frye)というアメリカ人女性で、各国で行われる戦争記念日、慰霊祭では、必ずといってよいほどこの詩が登場し、遺族の心を和らげています。

紅の魔方陣                箏2  十七絃  尺八
2006年 11月 作曲

窯(かま)焚きの朝は早い。
黎明から、薪割りやレンガを積む音が、山に響いている。
窯詰め、火入れが終わり、黄金色の炎で窯は包まれていく。
伝説の『火童子(ひわらし)』の力を借りて、これから夜通し灼熱の火炎と格闘するのだ。
夜も明け、緊張の窯出しの瞬間。宝石のような陶器の美しさに思わず息を飲む。
窯はまさに、炎を自在に扱い宝物を生み出す魔法の空間だ。

ことうた〜恋慕〜            同音二箏  尺八
2004年 10月 編曲

今回は、哀愁、恋慕の情を深く表現した曲目を選んでみました。
『浜辺の歌』『遠くへ行きたい』『ゴンドラの唄』そして、終曲は『雪が降る』を切々と演奏して頂ければ、盛り上がるのではないかと思います。
ことうたシリーズ10作目になります。

粉雪                    箏2  十七絃
2006年 9月 野村倫子編曲

レミオロメンの「粉雪」を 筝2、十七絃 の編成で編曲しました。

この曲「粉雪」は、冬のひんやりとした空気感をまとい、“どんなにすれ違い離れようとも守り続けたい”と思う一途な気持ちを歌った曲だそうです。
  


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